沖縄のユタが結納についてきた話

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沖縄に嫁ぐ直前、

結納をするために私の実家に

夫の家族みんながやってきた。

 

そしてもう1人、年配の女性。

 

ん?

誰?

親戚?

 

 

そう、それがユタさんだった。

 

このユタの女性が結納の一番前に座り、

結納を取り仕切る。

 

実家の仏壇の前で、

「亡くなったおばあちゃんが泣いて喜んでいますよ」

と言われる。

 

すると実家の父が

「うちのあのおばあちゃんが泣くわけないじゃないか」

気が強くて有名だったうちのおばあちゃん。

確かに泣きそうもない。

 

そんなうわんくさい匂いがぷんぷんするユタの女性を筆頭に

近所の神社やお寺を巡る。

 

「嫁いでいくということは、こことは縁を切ると思いなさい」

と言い放たれ、

すごくショックを受ける私。

なんで見ず知らずの人に

そんなことを言われないといけないのだろう。

 

全く納得いかないまま、

結納が終わる。

 

数日後、私の実家では親戚たちが大慌て。

「変な宗教の家に嫁いで行くらしい」という噂でもちきりになった。

 

ああ、行きたくない、行きたくない。

旦那様は大好きだけど、

結婚するということは

その家とも親族になるということ。

変なことに巻き込まれなければいいけど。。。

 

 

そして沖縄に嫁ぐ日にちも、

このユタの女性に決められてしまう。

 

「○月○日に沖縄にきてね。その日にお祝いするから。」

と決められたので、

仕方なくその日に沖縄へ行くことに。

 

旦那様の実家に行くと、

そのユタの女性はいなかった。

「用事ができて、ハワイに行った」らしい。

 

・・・一体なんなんだろう。

すごく振り回されているし、

それに率先して言うことを聞いているお姑さんがいる。

 

その後いろんな話を聞いていると、

旦那様のお父さんが早くに亡くなって、

いろんなことにすがりたいお姑さんは

ユタにお願いするようになったとのこと。

 

いろんなところにお参りしに行って、

その都度多額のお金を使ってきたらしい。

 

一番の救いは、

旦那様がユタを信じていないこと。

 

沖縄にはユタという霊能力者?を信じる風習が

あるらしいが、

 

本当にちゃんとしたユタさんはいるのかもしれないが、

人による。

 

お姑さんが信じていたユタさんは

ちょっと信用ならない見たいだった。

 

周りからの話で今はユタ買いをしなくなったお姑さん。

本当によかった。

 

沖縄に住んで10年経過しますが、

沖縄の人たちに結納にユタがついてきた話をすると

すごくびっくりされます。

 

沖縄の中でも

信心深い方らしい。

沖縄の結納にユタがついてくるのは

普通じゃないんですね。

 

今となっては笑い話です😊

 

 

 

 

 結婚してあまりにも環境や文化の違いに

毎日泣き暮らしていた時に読んだおすすめの本。

環境の変化に適応できなくて悩んでいる方や、

落ち込んでいる方など

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kosodateehon.hatenablog.com