【アンガーマネジメント】怒らない子育て方法①なぜ怒ったり叩いたりしてはいけないのか

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子供が泣いていたり、言うことを聞いてくれないと

ついイライラして、

怒鳴ったり、

つい手が出てしまった・・

 

怒らないで子育てしたいのに、

どうすれば怒らずに子育てできるのかわからない

 

そんなお悩みを持った方に向けて、

怒らない子育て方法について紹介します。

 

 

怒りたくないと思っていても、

どうすれば怒らずに済むかわからない方が多いと思います。

 

この記事はなぜ怒ってしまうのか、自分自身を振り返ることや

実際に怒りそうになった時の応急処置、

そして怒らずに済むための毎日の自分のメンテナンスの仕方

などのアンガーマネジメントについて書いています。

 

 今回は目次①なぜ怒ったり叩いたりしてはいけないのか

について記事を書いています。

⑥まで読み進んでいただくと、怒らない子育て方法について理解できるような内容となっていますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

[目次]

①なぜ怒ったり叩いたりしてはいけないのか

②怒るとしかるの違い

③それって本当にダメなこと?ダメの基準を子供に合わせてみる。

④怒りそうになった時の応急処置

⑤自分の怒りパターンを知ろう

⑥いつも自分のメンテナンスを心がけよう

 

 

 

 

 

 

①なぜ怒ったり叩いたりしてはいけないのか

まず子供を叩くことはやってはいけないことです。

以前は「叩かないということを聞かない。しつけのためだ」という親がよくいましたが、

現代の法律では子供を叩くことを禁止しています。

親だからといって子供を叩いていたら、時代遅れです。

現代にアップデートしてください。

2020年4月から改正虐待防止法に「親は子供へのしつけを名目に体罰を与えてはならない」と明記されました。

 

子供を叩くことはダメなこと、やってはいけないこと。

 

それをまず念頭に入れてください。

つい・・・ではなくやってはいけないことなのです。

 

叩いたり怒ったりするのがなぜ辞められないかというと、

理由は2つあります。

一つ目は、自分の思い通りに子供を動かしたいから怒鳴る叩く

その時だけは子供が親のいうことを聞くようになるからです。

自分の言う通りに子供を動かしたい、

だから手っ取り早く叩いたり怒鳴ったりする。

しかしそれでは子供は親の所有物となってしまいます。

親は子供を養育する義務がありますが、

それは子供を所有物として扱うことではありません。

子供は一人の人間で人格があり、意志があることを理解しましょう。

同じ家族でも考え方や主張が違うことは当たり前です。

思うようにやってくれない、それが子供だと理解しましょう。

しかしそれは悪いことではありません。

子供は子供なりの考えがあることを受け止めることが大事です。

 

怒ったり叩いたりが辞められない理由の2つ目は、

親自身がストレスフルな状態であるから怒鳴る叩く。

大声を出したり、叩くことでため込んだストレスを発散しようとしているのです。

けれど結局根本的なストレス解消にはなっていません。

怒ったら余計イライラが残って、後から怒ったことを後悔して落ち込んでしまった

なんてこともあるのではないでしょうか。

これは怒る原因は子供にあるのではなく、自分にあるのだと言うことがわかります。

自分のストレス具合で子供に当たってしまっているのです。

しかし、子供は寛容で、そんな親のことをよくわかっていながら許してくれています。

長い間ずっと怒っていて、取り返しがつかない・・

そんな風に思う方もいるかもしれませんが、大丈夫です。

今から変われば良いのです。

今から叩いたり、怒らない、と決めて子供と接すれば、

子供はよくわかってくれます。

「仕事が忙しくてストレスが溜まってたから、つい怒ってしまった、ごめんね」

そんな風に子供に怒ってしまった理由を言葉で伝えると、

子供はちゃんと理解してくれます。

 

怒る・叩くなどの負のエネルギーは子供にも伝染します。

怒ったり叩かれたりした子供はどのように成長するでしょう。

 

アメリカの教育学者 ドロシーローノルドの言葉です。

批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる

殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる

笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる

皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる

しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる

寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる

賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる

フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる

友情を知る子どもは、親切をおぼえる

安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる

可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる

 

            出典:http://www2.tokai.or.jp/shida/fude/kodomo.htm

 「親の背中を見て子は育つ」「親は子供の鏡」と言うように、

怒ってばかりな環境で育つ子供に良い影響はないことがわかりますね。

 

 

下の図はマズロー の欲求段階。

怒る、叩くといった行為を行うことで

下から2番目の「安全・安心の欲求」が満たされていないことがわかります。

「安心・安全の欲求」が満たされなければ、

「社会的欲求」や「自尊欲求」など次のステップへ上がれないと言われています。

つまり怒ることが、子供の社会参加や人間関係の構築、

自己実現に向けてのステップアップの阻害因子となっているのです。

 

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怒ることがいかに子供に悪影響を及ぼすか理解していただきましたでしょうか。

次回は②怒るとしかるの違いについて書いていきたいと思います。

 

 

興味があるからは是非読んでみてください。

【アンガーマネジメント】怒らない子育て方法 ②怒ると叱るの違い - のんびり子育てLIFE