マズローの欲求からみる、子育てに必要なこととは。

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こんにちは、おりゅうママです。

 

子育てをしていると

子供にとって必要な教育とはどんなことだろう

と考えることはありませんか?

 

子供とどう関わっていけばいいのか、

そのヒントとしてマズローの欲求段階を見ながら

今子供がどういう段階で、どのように関わっていけばいいのか

見ていきたいと思います。

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①生理的欲求

人間が生きる上で生理的に起こる現象が満たされていることです。

ここができていないということは虐待に当たりますね。

ご飯を食べること、おしっこをすること、寝ること、水を飲むこと

これができていない場合は、行政へ保護していただく必要があります。

 

②安全安心の欲求

不安を回避したい、怪我や病気から身を守りたい、という欲求です。

これも満たされなければ虐待にあたり、保護される状態だと言えます。

生活に必要最低限なお金の確保や、

怪我をしないという安全の確保、

不安を回避し落ち着きたいという精神的安定の確保、

安心して住むことができる住環境などがあります。

 

特に家庭というものが安心できる環境ではない場合、

子供の安心安全の欲求は満たされず、

不安定になりやすくなることが理解できると思います。

 

この①②は最低限でも満たさなければいけない部分です。

子供を大きく健全に育てるにはこの2つのベースがないと、

次のステップに上がることが困難になります。

 

まずは家庭環境を居心地のいいものにすることが必要だと言えますね。

 

 

③社会的欲求(所属と愛)

家族から愛されたい、保育園や学校に行ってお友達と遊びたい、先生とお話ししたいなど

自分とは別の相手との関係性を築き、満たされることです。

親から愛されること、

友達と遊ぶことで

自分がその場にいることを認められる、存在を認められる

それは自己肯定感を大きくしてくれます。

 

 

多くの子育てで言われるのがこの時期のことで、

いじめ問題や不登校で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

問題は③を飛び越えて④を求めてしまうこと。

まずは④を見てみましょう。

 

④自尊欲求

「周りから承認されたい、認められたい、評価されたい」という欲求です。

テストでいい成績をとりたい、受験に合格したい

ママから褒められたい、友達の間で人気者になりたいなど。

いろんなことに挑戦できるのは

③までの基本的欲求が満たされているからこそ

できることではないでしょうか。

 

大切なことは、もし④ができなくても、③で受け止められるかということです。

「受験に合格しなかった」→「もう全てが終わりだ。合格できないなんて恥だ」

ではなく、

「受験に合格しなかった」→「でも大丈夫。合格しなくてもあなたは素晴らしい人」

学歴や仕事、物事ができるできないに関係なく、

自分という存在を認め受け入れてくれる存在があること、それが③です。

親が子供に求める「いい学校に入って、いい仕事について欲しい」

という要求は④を勝手に求めていること。

自分の子供が可愛いばかりに、つい多くを求めてしまいがちです。

「あんなにお金をかけたのに、なんで合格しなかったの?なんでいい仕事をしないの?」

これでは③も満たされず、④にもステップアップできないですよね。

 

なので子育てに必要なことは③の愛情のベースを作ることです。

子供がどんな状況でも、受け入れること

それが勉強を進めるより大事なことです。

 

③までのベースがしっかりしていると、子供は自分から

いろんなことに挑戦していくでしょう。

自己肯定感も高まり、精神的にも安定した子供になるはずです。

 

 

自己実現欲求

自己実現とは周りからの評価を気にするのではなく、

自分のやりたいことを行動し、表現したいことを表現しすることです。

周りの意見に左右されず、自分の意志を主張できることは素晴らしいことです。

精神的にも磨かれた状態と言えるでしょう。

 

子供が自分の個性を発揮し、人生を謳歌できるように

まずは親が子供の存在を認めること

それが子育てにとってもっとも重要なことですね。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。