子供の自己肯定感を高めるための子育ての仕方10つ

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自己肯定感が高いということは

人生をポジティブな道に進めていく上でとても大事なことです。

 

自己肯定感が高いとは、

長所も短所も含めた自分の存在価値を

積極的に肯定できるということです。

 

自己肯定感が高い人は、

精神面が安定し、

ポジティブな考え方をすることができるようになります。

 

人生で困難な時にぶつかった時に、

自分を信じて前を向くことができるか、

自分を信じることができずに挫折してしまうかで、

人生の歩みは大きく変わってくると思います。

 

 

平成26年度の内閣府の調査「子ども・若者白書」によると、

”自分自身に満足している”と回答した割合が、

アメリカの子どもが86%に対して、

日本の子どもは45.8%であったと報告されています。

 

日本人は先進国の中でも

自己肯定感が低い傾向にあると言えます。

 

そんな日本人の子どもたちが

自己肯定感を高めるためには

どのような子育てをすればいいのでしょうか。

 

自己肯定感を高めるための

子育ての仕方について10つまとめてみました。

 

 

 

 

褒める

子供のいい所を見つけて

毎日褒めることが大切です。

 

毎日の子育て中で、よく怒ることはあっても、

褒めることって意識しないことが多いのではないでしょうか。

 

1日に3つは子供を褒めましょう。

 褒め言葉の種類2つ

褒め方には2つの種類があります。

  • 行動を褒める
  • 本人の個性を褒める 
行動を褒める

「朝早く起きてえらいね」

「好き嫌いせずにご飯全部食べてえらいね」

「大きな声で挨拶できてえらいね」

など日常の行動を褒めると褒めやすいでしょう。

 

本人の個性を褒める

「いつも小さい子に優しいね」

「笑顔で明るくて一緒にいると楽しくなるな」

など本人の存在自体を褒める方法です。

 

なかなか褒め言葉が見つけられない方は

「行動」と「個性」の

両方から探してみてはいかがでしょうか。

 

 褒め言葉の注意点2つ

褒め言葉の注意点としては、

  • 人と比べて褒めないこと
  • 結果だけ褒めないこと

です。

 

人と比べて褒めないこと

”〇〇ちゃんよりできてるね”とか

誰かと比較すること。

これでは人間関係に優劣をつけることを教えていることになります。

 

もし比べるのなら、

昨日の自分と比べると良いでしょう。

”昨日はできなかったのに、今日はできるようになったね”

と言ったように

過去の自分と比較することは

人として成長していることを見つけることができるのよい褒め方と言えます。

 

 

結果だけ褒めないこと

テストで100点とったことや、試験に合格したという結果だけ褒めて、

点数が低かったり、合格しなかったら褒めないということは

人に優劣をつけることです。

 

過程でしっかり努力しているのであれば、

結果がどうであれ、

その努力の過程を褒めるべきです。

 

もし結果が伴わなくても

”よく頑張っているね。次はうまくいくよ”

と努力が次につながるように褒めると良いでしょう。

 

努力することができる、

過程を楽しむことができるということは

次にまた困難なことに立ち向かっていく時に

大いなる財産になります。

 

結果よりも

過程を褒めるようにしましょう。

 

 

比べない

「隣の芝生は青く見える」という言葉があります。

自分がどんなに素晴らしいものを持っていも、

隣の人が自分にないものを持っていると

うらやましくなり、欲しくなるものです。

そして自分の持っている素晴らしいものが色あせて感じるようになるでしょう。

 

”なんであの人にはあるのに

私にはないんだろう。”

と不平不満が出てきます。

 

人と比べずに、

自分は自分、他人は他人と割り切ることが大事です。

他人が持っているものを欲しがるのではなく、

自分の持っている素晴らしいものに磨きをかけることに

集中することが大事です。

 

誰かと比較するのではなく

自分に集中することで自己肯定感を高めていきましょう。

 

行為を端的に叱る

子供を怒りすぎないことが大事です。

 

本当にそれは怒るべきことなのかを

怒る前に考えることが大事です。

 

命に関わることや

人を傷つけること以外は

特に怒る必要はありません。

 

子供を怒る時に注意したいこと

子供を怒る時に注意したいことは

  • 人格を否定しない
  • 人と比べて怒らない
  • 罰を与えない

ということです。

 

 

正しい怒り方とは

  • 行為を怒る
  • その場で怒る
  • だらだら怒らない
  • 怒っている理由を伝える

 

 子供は怒られても

「怒られた」という感情だけが残って

なぜ怒られているのか理解していないことが多いです。

 

まず、なぜこんなことをしたのか本人から話を聞く

それでも怒らなければいけない場合は、

あなたのことは大好きだけど、

こんなことされたら嫌だということを伝える。

なぜ嫌なのかという内容も説明する。

次はやらないように約束する。

と言った流れで怒るようにします。

 

謙遜しない

日本人はアメリカ人よりも

自己肯定感が低い傾向があると言われていますが、

それは日本人の謙遜する文化によるものではないかと思います。

 

「お子さんはすごいですね。」

「いえいえ、そんなことないですよ。うちの子は全然できなくて。」

 

 

どう思いますか?

日本人として普通の返答かもしれませんが、

このように自分の子供を下げて、

相手を立てるという言葉が

子供の自己肯定感が低い要因ではないでしょうか。

 

アメリカだったら、

「お子さんはすごいですね。」 

「そうでしょー!すごいのよこの子。褒めてくれてありがとう!」

と言った感じでしょうか。

 

褒められたことをそのまま受け取り、

子供を褒め称え、

相手に感謝の意を伝える。

 

このような会話を毎日行なっていたら、

自己肯定感は高まりそうですね。

 

日本人のいい文化は残していきたいですが、

謙遜のような自己肯定感を下げてしまうような文化は

変えていきたいですね。

 

挑戦したことを褒める 

"できるかできないか不安"

"失敗するかもしれない"

 

何か新しいことに挑戦する時は

誰でも不安になるものです。

 

結果が伴わなくても、

 それでも挑戦することで生じる

学びを大切にすることが大事です。

 

もし結果が成功しなくても、

必ず学びがあり、

人として成長できるということを知れば、

挑戦することの不安が少なくなり、

自己肯定感も高くなるのではないでしょうか。

 

 

 

自分で決めて行動する

物事を決める時は

自分で決めるように促します。

 

ご飯を決めるにしても

服を着るにしても

何かを始めるにしても、

 

自分は何がやりたくて

何をしたいのか

そしてそれを行動すること

に慣れていく。

 

いきなりできることではなくて、

毎日の選択を自分ですること、

そして行動することは

毎日の生活の中で練習していくことが大事です。

 

自分で決めたことに失敗しても

そこから反省して

ブラッシュアップして

やり直すことができる

そのような体験を繰り返していくことで、

自己肯定感を高めていくことにつながります。

 

 

 

気分で怒らない

親が怒る基準がコロコロ変わると、

子供が親の顔色を見て行動するようになってしまいます。

一貫した対応をするようにしましょう。

 

また親が子供の前で他人の不平不満を言わないということも

大事なことです。

 

 

ポジティブな言葉を使う

 物事に対してポジティブな言葉を使う癖をつけましょう。

 

例)「お皿を割ってしまったー」

→✖️「最悪、なんでお皿割ったの!」

→○「怪我しなくてよかったねー」

 

ネガティブな出来事にも

ポジティブな言葉に変換することで

ネガティブなことが起きていないように感じますね。

 

 

親が楽しんでいる姿を見せる

親が楽しんでいる姿を見せることで

子供が大人になった時も

楽しむことができるようになります。

”大人になったら、楽しいことが待っている”と

未来に希望を見出すことができるでしょう。

親の自己肯定感が高いことが、

子供の自己肯定感を高めることにつながります。

まずは親が人生を楽しむことが大事ですね。

 

 

 

無条件に愛情を与える

 子供がどんな状況であろうと、

親が子供を大事にしているということを伝えることが大事です。

 

”子供が生まれてきてくれた”

その存在自体を無条件に認め、受け入れることで

子供が安全安心に育つための基礎ができると言われています。

安心安全の基礎が満たされた時、

子供は自分自身を認めることができ、

さらなる高みを目指すことができるようになります。