ムーンショット目標とこれからの子育ての変化についての考察

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内閣府が発表した2050年までに達成する目標を掲げた「ムーンショット目標」

その内容は衝撃的な内容でした。

日本が掲げたこれからの未来の道筋。

50年後の生活は現在と大きく異なるものになっていると

想像できます。

そんな変化の時代で、これからの子育てはどうすればいいのか。

ムーンショット目標」を見ながら考えてみました。

 

 

ムーンショット目標>

①2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現

②2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会の実現

③2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットの実現化

④2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現

⑤2050年までに未利用の生物機能などのフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出

⑥2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現

⑦2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現

 

www8.cao.go.jp

 

 

ムーンショット目標から見えてくるこれからの未来とは

 

●環境汚染が深刻化していて、このままの生活スタイルを続けていけばますます気候変動が進み、人間が住めなくなってしまう状況であるということ。温室効果ガスを回収し、資源転換、無害化する技術を進歩させる。

 

●世界的な人口は増え続けているが、日本の人口は減少の一途を辿り、医療体制の崩壊を予防するために健康寿命を伸ばさなくてはいけないということ。予防医学を進歩させ、人生100年時代を切り開く。

 

●I Tやロボットの技術が進み、ロボットと共存していく世界になるということ。少子化に伴い、ロボットやI T技術が人間に変わって社会活動を支えていく。ロボットとの共存を受け入れる。ロボットができないこと、人間にしかできないことができる人にならなければいけない。

 

健康寿命が伸びることで、様々な環境、年齢の人が自分のライフスタイルに合わせて実現できるように、アバターVR空間を普及させる。個々人がIT技術を使いこなせなくてはいけない。

 

これからの子育ての変化についての考察

ムーンショット目標を踏まえて、

これからの子育てについて必要なことを考えてみました。

・ゲームやパソコンをうまく活用していくこと

今はゲームのし過ぎはダメ!

と言われていますが、むしろゲームを使いこなせる技術を持っているということは

これから必要なことなのかもしれません。

ゲームを攻略することは面白いし難しい。

これからますますゲームは生活の中に必要とされてくる時代になると思います。

オンラインで世界中の人と繋がることや

身体的精神的弊害を乗り越えて、自己実現することができる

と言ったゲームの持つメリットを、

伸ばし活用していく必要があります。

なので子育てにおいても、

ゲームやパソコンのメリットデメリットを理解しつつ、

リスク管理もしつつ、

積極的に活用していけばよいと思います。

 

・教育のあり方、個性のあり方の多様性を認める

最近は積極的な不登校の子供たちが増えていると言います。

好きな時だけ登校して、

あとは自宅で自学するスタイル。

これからますます広がっていくと思います。

「学校にいけない=できない子」

というレッテルも無くなっていくでしょう。

自分のペースで、自分の好きなことをして、

自分の好きを知っている。

そのことが、人と合わせて無理に学校に行くことよりも

大事だと評価される時代になっていくでしょう。

 

多様な教育のあり方、

多様な個性のあり方を認め、

それぞれにあった生活スタイルができるようになっていく社会を

目指していく必要があると思います。

 

・実体験も大事。共感力を鍛える

バーチャルな世界が広がっていく中で、

やはり実体験はとても大切なことです。

なぜなら「共感力を養うことができる」からです。

 

痛みを知っている人は、相手の痛みもわかるので

「痛いことをしてはいけない」ということがわかります。

それが経験による共感力の大切さ。

バーチャルな世界が広がっていくと、

その「共感力=人間力」が希薄になることが危惧されます。

「共感力」こそ人間にしかできない「思いやり」です。

子育てにおいて「思いやり」を育むことはとても大切です。

 

・好きなことを伸ばしていく

自分の好きなことがわからない。

そういう人も多いと思います。

自分の好きを知るためには、

自分の心の声を聞くことが大事です。

 

感動すること、嬉しいこと、達成感など

小さい頃から相手に合わせるのではなく、

相手が決めたことに従うだけではなく、

自分がやりたいことを自分で見るけて取り組むことを

体験していく必要があると思います。

 

やるべきことはロボットがやってくれる時代になっていきます。

これからの人間に求められるのは

「楽しいこと」

自分が取り組んで「楽しい」と思うことを知る。

それだけで、これからの人生は成功と言えるでしょう。

 

 

 

まとめ

内閣府が発表したムーンショット目標を見ながら、

これからの子育ての仕方について考えてみました。

100年前、50年前の時代とは明らかに違う現代。

そしてこれから数十年で、世界は大きく変化していくと思われます。

 

今の常識は常識ではなくなる可能性は高いです。

そんな変化の中で子育ての常識も変化していく必要があると思います。

 

学校に毎日通わなければならないとか、

ゲームを長時間やってはいけない

と言った生活の常識も変わってくるでしょう。

 

今は不登校やゲーム依存と言われ、

マイナス評価されることが多いですが、

それらは選択肢の中の一つとして、

常識になってくるのかもしれません。

 

これからの子育ては

子供を型にはめるのではなく、

集団に合わせるのではなく、

それらの多様性、個性を認めて

より柔軟に伸ばしていくことが求められていくと思います。

 

自分の好きを伸ばしていけるなんて、

素晴らしい時代になっていくでしょう。

 

キラキラした目を持つ子供たちが

たくさん輝くように、

子供の個性を生かしながら

新しい時代に向けて子育てしていきたいものですね。