お盆と台風とコロナと。お盆にコロナ疑いで自宅待機になった話。

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こんにちは、おりゅうです。

 

沖縄のお盆は旧盆なので、毎年日程が変わります。

2020年の旧盆は8月31日〜9月2日。

  • 初日がウンケー
  • 中日(なかび)
  • 最後にウークイ

と言って、

沖縄の一年の行事の中で

一番大事にしている行事が旧盆です。

 

しかし2020年はコロナの蔓延のため、

沖縄は独自の緊急事態宣言中。

 

玉城知事は

高齢者のお盆への参加の自粛を促し、

最小人数で行うことを奨励されていた。

 

高齢者施設に入所している

97歳のおばあちゃんも、

長いこと面会することができず、

旧盆に家に外出することを楽しみにしていただろうが、

それもできないことになった。

 

「今年の旧盆は簡単にやろうね〜」

と義母と話していたら、

 

旧盆に大型台風が沖縄本島に直撃することになった。

大型で非常に強い台風9号!

 

あらあら、大変だ〜。

お盆はどうなるんだろう。

 

そんな旧盆の前日に、

夫が39度7分の高熱を出した。

 

倦怠感がひどく、高熱と体の痛み。そして激しい頭痛。

 

・・・もしかして、コロナ??

 

仕事柄コロナの患者さんと接する機会があった夫。

 

体がきつくて耐えきれないから

病院に行きたいという夫の訴えもあり、

病院受診の前に

帰国者・接触者相談センターに電話した。

 

一通り問診され、

「病院に電話してから行ってください」

と指示されたので、

近くの救急病院に電話した。

 

救急病院に電話すると、

日曜日だったので、

救急外来しかやっていないようで、

「できれば月〜土のドライブスルー外来の時間帯で受診して欲しい」

と言われた。

 

救急外来の受診が

ものすごく待ち時間が長いことを知っていた夫は、

日曜日に救急外来を受診することを諦め、

次の日まで自宅療養することを決めた。

 

市販の解熱剤を飲みながらも、

高熱は下がることなく、

激しい頭痛と倦怠感で眠ることもできず、

苦しい一夜を明かした。

 

 

次の日、やっと夜が明け、

お盆初日がやってきた。

 

義母から

「お盆来てね〜」

とメールが来たので、

「すみません・・」

と現在の事情を伝える。

  • コロナの検査をしに、病院に行ってくること。
  • 結果次第ではお盆はお参りしに行けないこと。
  • 子供達みんな自宅待機させていること。

 

そして朝から病院へ。

小学生たちは自宅待機させ、

3歳の子供はお留守番させられないので、

一緒に病院に連れて行くことにした。

 

病院で発熱外来の受付を済ませる。

受付の事務の人から、

「連絡が来るまで、車で待機していてください」

と指示をもらい2時間車で待機する。

 

 

それから事務の人から連絡があり、

・保険証の確認と、

・今日はドライブスルー外来のみで、

病院内には入らないこと、

・検査の支払いは銀行振り込みでお願いすること

などを説明され。

「救急外来の入り口近くに、

車を移動させてください」

との指示を受けた。

 

   

 

その後1時間経過し、

担当医から電話があり、

細かい症状の問診を受けた。

 

仕事柄コロナの患者さんと接する機会があったことを告げると、

「では検査してみましょう」

と言った様子で、

コロナの患者さんと接する機会がなかったなら

検査自体もしないようだった。

 

沖縄のコロナ感染者の蔓延のため、

PCR検査も追いついていないようで、

濃厚接触者でも

症状のない、持病のない若者は

検査しない

という意向を県が発表していた。

 

 

医師の問診からまた長い間車で待機していた。

その間救急外来の入り口から、

何度も何度も

救急車が患者さんを運んでいく姿を見ていた。

 

疲れ果てた医療従事者が、

使命感を持って、

自分の体を酷使して

患者さんの対応をしている様子が

ありありと伝わってきた。

 

 

医師の問診から1時間後、

やっと防護服をつけた検査員が

検査をしに車にやってきた。

 

 

夫の両鼻に長い棒を突っ込んだ。

副鼻腔から脳まで達するんじゃないかというくらい

奥まで突っ込んで粘液を採取していた。

 

夫な涙ぐみながら両鼻に棒を突っ込まれていた。

 

検査員の人は、

抗原検査とPCR検査の2種類の検査を行い、

「抗原検査は数時間で結果が分かりますが、

PCR検査は数日後に結果が分かるので、

検査結果がわかり次第連絡します。

今日はもう帰っていいですよ。」

と言って薬を渡された。

 

あれ、入院とか療養者用ホテル行きじゃないんだ😓

 

入院や隔離をされる覚悟で病院受診していた夫は

拍子抜け。

 

どんなに高熱で体がきつくても、

呼吸器症状がひどくないなら

自宅療養で様子を見るようだ。

 

とりあえず、苦しい車での待機から解放され、

一旦自宅へ帰ることに。

 

大型台風の影響で、

外はどんどん風が強くなり、

雨も降ってきた。

 

とりあえず、病院からもらった解熱剤を内服し

自宅で休む夫。

 

病院からの抗原検査の結果連絡を待つ。

夫の職場からは何度も連絡が来て、

コロナの感染の有無の確認を早めに連絡ほしい

との話だった。

 

家に帰ると、

大嵐が来た。

 

家も車も飛ばされるんじゃないか!?

と思うくらい、

大雨とうねりと、激しい突風!!

こんな大きな台風は久しぶりだ!!

 

明日まで台風は沖縄本島に居座るらしい。

待てども待てども病院からの連絡はない。

 

 

夕方になっても病院からの連絡はない。

職場にも連絡しないと行けないので、

病院に検査結果を問い合わせることにした。

 

受付の人が担当医に電話をつないでくれた。

すると、

「抗原検査の結果では、

コロナウイルスは検出されませんでした。

PCR検査の結果は数日後に連絡が来ます」

と言われた。

 

コロナウイルス(−)!!!

 

 

「ありがとうございます!」

と担当医にお礼を言って電話を切った。

 

夫はホッとした様子ではあったが、

体がきつくて笑顔はなく、

すぐに職場に連絡していた。

 

一番喜んでいたのは子供達。

なぜなら、

2週間自宅待機しなくて済むから(笑)

「早く学校に行きたい!」

と一日の自宅待機だけでも

うんざりしているようだった。

 

しかしPCR検査の結果もまだ出ていないので、

とりあえずPCR検査の結果が出るまでは

自宅待機しよう

という自己判断で、

お盆は自宅待機することに。

 

検査の結果を義母に伝え、

お盆は来れないことを伝えると

すごく悲しい様子であった。

 

そしてその夜は

大型台風の本領発揮!!!

エアコンが逆流して壊れそうになったり、

ウッドデッキも吹き飛ばされそうになったり、

一歩たりとも外には出れず、

大雨と大風が全ても持っていきそうな

激しい夜だった。

 

2020年のお盆は、

大型台風とコロナの自宅待機で

大荒れなお盆でした😃

 

1年後には笑い話になるかな♪